数あるFX会社の中でも高い人気を誇るヒロセ通商と、ヒロセ通商の子会社JFX。それぞれLION FXとMatrix Traderという別のFXサービスを提供していますが、系列会社にあるヒロセ通商とJFXではどっちを選ぶべきなのか、迷う方も少なくないでしょう。
ここでは、ヒロセ通商とJFXのサービス内容から取引ツールまで、2社を比較してみます。
ヒロセ通商とJFXの比較一覧
比較 | ヒロセ通商 | JFX |
---|---|---|
サービス | LION FX | Matrix Trader |
通貨ペア | 51 | 38 |
取引単位 | 1,000 | 1,000 |
スプレッド | 原則固定 (適用時間帯指定なし) |
原則固定 (適用時間帯指定あり) |
スキャルピング | 公認 | 公認 |
MT4対応 | × | ○ (分析のみ) |
カバー先 | 23金融機関 | ヒロセ通商 |
ヒロセ通商とJFXの違い
取扱通貨ペアはヒロセ通商が多い
ヒロセ通商とJFXのもっともわかりやすい差は、取り扱っている通貨ペアの種類が異なる点です。
ヒロセ通商では51通貨ペアに対応、JFXでは38通貨ペアに対応。ヒロセ通商の51通貨ペアは、他の国内大手FX業者と比べてもかなり多いです。
ヒロセ通商ではドルストレードはもちろん、ポンドストレートやユーロストレートも用意されているのは大きなメリットだと思います。
スプレッド設定が異なる
ヒロセ通商とJFXでは、スプレッド設定が異なります。
そもそも最近は為替のボラティリティが高く、原則固定でのスプレッド提示を止めてしまった業者も出ています。
そんな中でもヒロセ通商とJFXでは、さすがといいますか、主要通貨ペアについてはスプレッド原則固定を維持しています。
ただし、細かく見ると条件が異なっており、ヒロセ通商は単に原則固定となっていますが、JFXでは時間帯限定での原則固定となっています。
ぶっちゃけていうと、原則固定を謳っている時間帯もあまり有効でなく、例えば平日の朝9時過ぎでも仲直決定に向けて両社ともスプレッドが広がっているのが通常なので、あまり参考にはならない気もします。結局スプレッドが広がるタイミングはヒロセ通商もJFXも体感的には同じです。
MT4はJFXのみ(※分析のみ)
為替のガチトレーダーの方の中には「チャートを見るならやはりMT4!」という方も多いでしょう。
MT4に対応しているのはJFXのみです。
ただしMT4を使えるのはチャート分析のみで、注文を行うことはできないので注意が必要です。
ちなみにJFXでもMT5には非対応です。
キャンペーン内容が異なる
ヒロセ通商とJFXは両社ともキャンペーンが充実していることで有名ですが、そのキャンペーン内容は微妙に異なります。
この違いを説明するのは難しく、実際に見ていただくのが早いのですが、私の感覚ではヒロセ通商ではカレー・カツ・中華などがっつり系のものが多いですが、JFXでは丼ぶりのもと・パスタなど日常的によく食べられるものが多い気がします。
ちなみに高級なお肉は両社ともよくキャンペーンをやっています。
マネーフォワードMEとの連携はヒロセ通商のみ
家計簿アプリである「マネーフォワードME」をお使いの方も多いと思います。
実は、ヒロセ通商のみマネーフォワードMEに対応しています。
トレード資産を家計簿に含めるのかは人それぞれ考え方が異なるでしょうが、資産の推移を簡単に振り返ることができるので、マネーフォワードMEを使いたいという方も多いようです。
なので、マネーフォワードMEで資産推移を見たいなら、ヒロセ通商一択でしょう。
ちなみに他の家計簿アプリ・資産管理アプリで言えば、Zaim、Moneytree、カビュウなどはヒロセ通商・JFXのいずれにも対応していません。
ヒロセ通商とJFXのどちらがおすすめか?
サービス面を鑑みて、多くの場合はヒロセ通商の方がおすすめです。
逆に、MT4を多用する方、実施しているキャンペーンの好み次第では、JFXを選ぶのがよいでしょう。
まとめ
ヒロセ通商とJFXは親会社子会社という関係にあり、それぞれ提供するサービスは似ている一方、異なる点もあります。
ご自身の取引スタイルに合わせて選んでみるといいでしょう。もちろん、両方の口座を開設して併用することも可能です。キャンペーン特典を両取りすることもできますから、積極的に使い分けてみるのもよいかもしれませんね。
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