専業トレーダーに必要なものは何か──。
専業でやっていると、トレードは孤独との戦いでもあります。かと言って、外部からの情報を遮断しているというわけではありません。
確かにトレーディングにおいて最終的な決断は自分で行いますが、意思決定のための材料として情報収集や分析は欠かせないのです。
この記事では、専業トレーダーが株式投資で使っている情報サイトやツールについて紹介してみます。
株式投資で使っている情報サイト・ツールまとめ
Twitterは今や投資において欠かせないツールです。各種ニュースサイトから通知がリアルタイムにチェックできることに加え、超一流投資家も情報発信しており投資情報だけでなくマインドについても学べるということで、絶対にチェックしておきたい情報です。
投資スタイルが自分に近い方をフォローすると、参考になるところがあるかもしれません。
株探
株探は株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドが運営している株式情報サイトです。株価、事業に関連するニュース、決算(IR)、企業情報など様々な情報が充実しており、有望銘柄発掘の心強い味方です。
決算等の開示情報の反映も早く、四半期業績の推移はさらっと確認するなら見やすさ・検索しやすさから株探を使うことが多いですね。
株価変動要因となる情報や売買タイミングなど投資判断をサポートしてくれる構成になっているのがとても嬉しいです。
他の株式情報サイトと比較しても、株探の銘柄情報は他の日本株情報サイトよりも丁寧かつ簡潔にまとまっていると感じます。投資家へのインタビューや毎日更新される翌日の材料を参考にされている方も多いのではないでしょうか。
なお、有料の株探プレミアムに登録することで「本日の活況銘柄」などの情報をリアルタイムで見れるようになりますが、こちらは大手ネット証券のHPでも似たような情報を得られるので、お好みに合わせてどうぞ。
世間では「株探」派と「みんかぶ」派の間でどちらが使いやすいか派閥争いがあるらしい。
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンスは投資やマネーに関する総合サイトです。銘柄について調べると検索上位に出てくるので、一度は見たことがある方が多いはず。株主優待やIPO情報、株式ランキング、銘柄関連ニュース、経済ニュースなどを発信しています。
投資信託や外国為替、米国株などの情報もあり、地味にポートフォリオ機能も提供されているのが嬉しい点。外国株式の情報はパッと見れる日本語サイトが少なく、「米国株ランキング」で値上がり率・値下がり率・出来高・売買代金・時価総額を確認できるのは大きなメリットです。
Webサイト版とスマホアプリ版があり、外出先で使うことが想定されているのもGood。
適時開示情報閲覧サービス(TDNet)
適時開示情報閲覧サービス(TDNet)は日本取引所グループが提供している情報閲覧サービスです。企業が公開した情報(適時開示情報)をリアルタイムで閲覧できるのが特徴です。
一般的に、企業の大きな発表はその日の株価に影響させないように場中の時間ではなく取引が終わってから発表されます。特に大引け(15:00)直後に情報を開示となるため、大引け直後に適時開示を見るという方も多いようです。
会社情報をいち早く知ることで、夜間取引や翌営業日の株式市場で有利に売買できる可能性が高くなります。個人的には夜間取引自体はあまりおすすめしませんが、翌日の方向感を判断するためにPTSの取引価格と合わせてチェックすることが多いです。
EDINET
EDINETとは「金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム」のことです。金融庁が公開している情報であり信頼性は最も高いです。
有価証券報告書などを開示、閲覧するシステムのことで、EDINETでは気になる企業の有価証券報告書の閲覧やダウンロードが簡単に行えます。主に決算関連と大量保有報告の確認に使っています。
決算は企業HP更新よりも早く見れることも多く、少しでも早く情報を確認したい方は要チェック。
まとめ
この記事では専業トレーダーが使っている情報サイトとツールについて紹介しました。
情報が氾濫している現代で情報の数だけが投資を成功させる要因とはなりにくくなっています。とはいえ、他の人が持っていない可能性のある情報は収益の源となる可能性を秘めており、情報源の候補を持っておくことはとても心強いものです。皆さんの投資に少しでも役立つことができますと幸いです。