CFD取引ならどの証券会社がお得なのか?
株価指数や商品指数を差金決済で取引できるCFDは便利である一方、手数料が高くなりがちです。ここでは、CFD取引するのにお得な証券会社を厳選して紹介!
CFDにおいては取引手数料・スプレッドの他に、金利や調整金が発生しますが、こちらはそもそもCFD取引に起因するコストであるため、証券会社を比較する上で考慮する必要はないでしょう。
スプレッドについては時間帯により異なるため、ここでは最小スプレッドとして確認できたもので比較していきます。
情報は2022年2月時点です。
証券会社 | 銘柄数 | 取引 手数料 |
スプレッド NK225 |
スプレッド NYダウ |
スプレッド 金 |
スプレッド WTI原油 |
スプレッド シカゴ小麦 |
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IG証券 | 12,000以上 | 一部有料 | 7.0 | 2.4 | 0.3 | 2.8 | 0.6 |
サクソバンク証券 | 9,000以上 | 一部有料 | 5.0 | 4.5 | 0.3 | 5.0 | 0.6 |
GMOクリック証券 | 140 | 無料 | 2.0 | 7.0 | 0.4 | 3.0 | 0.8 |
LINE証券 | 138 | 無料 | 3.0 | 3.5 | 0.5 | 3.5 | × |
楽天証券 | 10 | 無料 | 5.0 | 5.0 | 0.4 | 2.9 | × |
ここで紹介した各社は証券会社が提示する価格に基づき取引を行う「DD方式」という形式です。DD方式以外には、「NDD方式」であればOANDA Japan、くりっく365(取引所CFD)であれば岡三オンライン証券などもありますが、前者はレートに透明性が高い一方で素人が触るには変動が激しく、後者はスプレッドがかなり広いため、おすすめできません。
まず、一見して気になるのはIG証券とサクソバンク証券の取引手数料ですが、有料となるのは個別株やETF/ETNに対するCFDであり、株価指数CFD・商品指数CFDについては他社と同じように取引手数料が無料ですからご安心ください。個別銘柄のCFDはレバレッジをかけて取引を行うのに有利ですし、2022年7月頃から解禁される米国株信用取引も対象はごく一部の銘柄のみですから、個別銘柄CFDの優位性がなくなることはないでしょう。
金・原油・農作物の商品指数CFDのスプレッドについてはIG証券に軍配が上がります。他にも海外の株価指数についてもほとんど場合はIG証券のスプレッドが有利であり、CFD取引ではIG証券が第一選択肢となるでしょう。
GMOクリック証券では国内の株価指数のスプレッドに優位性があります。IG証券ほどではありませんが、金や原油のスプレッドは十分に低い水準であると言えるでしょう。
LINE証券や楽天証券は比較的最近CFD取引ができるようになりました。その中でもLINE証券はスマートフォンで取引するためのアプリが充実しており、スマホメインで取引を行っているという方にとっては選択肢となります。
まとめ
これまでの比較結果からまとめてみます。
・海外株価指数や商品指数など多様なCFD取引を予定している場合 → IG証券がおすすめ!
・日本国内の取引がメインの場合 → GMOクリック証券がおすすめ!
各社ともサービスが少しずつ異なっていることから、各社のメリットを最大限に活かし、もっともお得な方法で取引するよう使いこなしていきたいですね。