FXの自動売買をしたいと考えているのであれば「トラリピ」を検討している方が多いでしょう。
筆者も自動売買はトラリピで運用しています。
2022年5月14日、ついに待望の新通貨ペアUSD/CAD(米ドル/カナダドル)が登場します。
この記事では、新通貨ペアの魅力とおすすめの設定方法を紹介していきます。運用をどうするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
トラリピに新通貨ペアUSD/CADが登場!

2022年5月14日、ついにトラリピに待望の新通貨ペアUSD/CAD(米ドル/カナダドル)が登場します。
トラリピとはマネースクエアが提供するFXの自動売買サービスのことですが、そもそもどんなものなのか、どのようなメリットがあるかについてはこちらの記事もご参照ください。

この記事では、新通貨ペアの魅力とおすすめの設定方法を紹介していきます。
USD/CADはレンジ相場になりやすく、トラリピにぴったり!!

今回追加されたUSD/CADペアのもっとも大きな特徴はレンジ相場を形成しやすいという点です。
月足のチャートを見ていただくと分かる通り、直近約20年でUSD/CADの為替レートは1.2付近を中心に上下しており、1.5〜0.9のレンジに収まっていることがわかります。
このようにレンジに収まりやすい背景としては、「米国とカナダはお互いが貿易相手国1位である」「ともにG7に加入する先進国である」「いずれも広大な土地と豊富な資源を有している」といった特徴から、米国-カナダの2国間の関係が大きく変化しにくいという原因が考えられます。
また、USD/CADのペアは他の通貨ペアと比べても相場の急変に対して安定しており、2015年のチャイナショックや2016年のブレグジット、そして2020年のコロナショックでも影響が少なかったという点には注目すべきでしょう。
トラリピのようなイフダン取引のリピート形式での自動売買はレンジ相場を得意としていることから、このUSD/CADは長い間待ち望まれていたということですね。
このように有力な通貨ペアが登場するというのは、トラリピを利用し自動売買する上で非常に心強く、おすすめです。
トラリピに並ぶ自動売買サービスとしてインヴァスト証券のトライオートFXがありますが、この記事を書いた時点ではトライオートFXでUSD/CADの取り扱い予定はありませんので、ぜひトラリピを使っていきたいところです。
おすすめはAUD/NZDと組み合わせた黄金戦略!

USD/CADはそれ自体が非常に魅力的な通貨ペアですが、さらに注目していただきたい通貨ペアがあります。それがAUD/NZD(豪ドル/NZドル)との組み合わせです。
トラリピを既に利用されている方はご存知かもしれませんが、AUD/NZDもレンジ相場を形成しやすく、トラリピで大人気の通貨ペアです。
これらを組み合わせてみるとどうでしょう?
大きな動きの傾向はUSD/CADとAUD/NZDとで逆に動いていますが、細かい部分ではそれぞれが独立して動いているように見えます。
このような通貨ペアを組み合わせることで、より安定的なトレードが可能になり、収益のチャンスは上がりますから、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
具体的にはどう設定するか?
私がおすすめする設定として、USD/CADのレートが1.2より上では売りトレード、1.2より下では買いトレードという案で考えています。平均回帰の性質を考慮すると、1.4より上と1.0より下ではより多めのロットに設定しておくのも妥当でしょう。
ちなみにUSD/CADのペアは買いポジションがスワップ払いとなる傾向にあるため、買いエントリーの利確幅は少し狭めにしておくと、スワップポイント支払いの負担が減りやすくなります。
組み合わせるAUD/NZDの設定については、既に多数の戦略が公開されており、為替レート1.07より上なら売り、1.07より下なら買いという設定が有力だと思います。
みなさんもぜひ積極的に過去検証してみてくださいね。
ポジションを取りづらい時こそ、自動売買で機械的に運用したい

コロナショック以降、株価が大きく動いてきましたが、各国の金融政策もあり為替の市況はかなり変わってきました。
金融政策に踊らされる相場であり、積極的なポジションを持ちにくいですが、こんな時こそ自動売買で小さい値幅をしっかり刈り取るチャンスですから、着実に利益を狙っていきたいところです。
買いづらい時こそトラリピの自動売買でチャンスを逃さないようにしていきましょう。
自動売買はコツコツ長期運用するのにもぴったりですから、ぜひ使いこなしてくださいね。
トラリピをはじめてみる